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河野嘉恵さん(37歳) 保育士

  • ■ 名前:河野嘉恵
  • ■ 開始当時の職業:保育士
  • ■ コーチング開始年齢:37歳

体験談

林コーチのコーチングを受けると決めた頃、

私は保育士をしていました。18年続けてきた保育士という仕事。正規職員で責任のある立場にあり、ほんの1年前までは自分が保育士を辞めるということを全く考えていませんでした。

ですが、自分と向き合ううちに「保育園の中の保育」という枠を出て、子育てに関わる大人のサポートをしたいと思うようになりました。その頃の私の心の天秤状況がこんな感じでした。8割:保育士を辞めて、子育てコーチ・講師として独立する!2割:このまま保育士を続けたほうがいいかも……

独立することはほぼ決めていたものの、いろんな心の足かせがありました。その足かせが、たった2割の容量だったのですが、その影響力は絶大でした。

「本当にこんな自分にできるのかな?」そんな不安がよぎるたびに、「あれも準備しなきゃいけないんじゃないか」と焦り出し、でも仕事をフルタイムで続けている状況の中、何をしてもちっとも進まない感じがしていました。

そうなると今度は自分のマイナス探しに陥り、「あれもできてない、これもまだだ」「どうしよう、時間も取れない」と、どんどん不安は雪だるま式に大きくなる毎日。そんな状態だったため、本業の保育士の仕事にも影響が出始めました。

保育士の仕事に100%打ちこめていないことに後ろめたさを感じ、申し訳なさから失敗することに必要以上にびくびくするようになりました。そうなると集中する事も難しくなり、当然仕事が楽しめなくなりました。人間関係も表面上はうまくやっていても、ちっとも心が休まる時がありませんでした。そんな時に林コーチに「お守り」のつもりでセッションをお願いしました。

林コーチとのセッション

・・・とにかくよく泣きました(笑)林コーチはスカイプの耳元で、私の鼻をすする音をよく聞いていただいたと同時に、私の心の中の声を聴こうと質問してくださいました。

不安と自責で、自分を客観的に見れなくて、優先順位をつけられず自分にOKを出せなかった私。そんな時は私のぐるぐるした話を、「うん……うん……そっかぁ……」と受け止めてくれました。

つい「でも……」と言いそうになる時は、「何をしたい?」「〇日にはどうなっていたい?」「それは誰が言っているの?」「もう一人の自分はなんて答えている?」といつもベクトルを私の心の中に向けてくれました。そして冷静なフィードバックと、ご自身のプロコーチになるまでの体験談にも救われました。

そうやって残りの保育士生活も悔いなく終える事ができ、そしていよいよ独立。

転機はその数ヵ月後に訪れました。

講師の仕事をしたくて営業に回るも、なかなか仕事がもらえずにいた私に、林コーチは私にこう質問してくれました。

「自分のやりたい事に、なぜ他人の許可が必要なの?」

はっとしました。無名の未熟な自分に人なんか集まるわけがない……そう思ってやろうとしなかった自主開催のセミナー。でも林コーチに「チャレンジして一体何を失うの?」と聞かれた時に「そうだ……一体何を失う事あるんだろう。なんにもないじゃん。それならやってみよう」と決意することができました。

この初めての自主開催セミナーがきっかけとなり、それから外部からもどんどん講師の仕事を頂く事ができました。どんなに想っていても、自分が動き出さなければ何も始まらない。それを経験する事が出来たのは、林コーチの言葉があったからでした。そして自分が動き出さなければ何も始まらない……林コーチを見ていると、いつもそれを思い知らされます。それは林コーチ自身が悩み、落ち込みながらも前へ進む事をあきらめない方だからだと思います。

私は自分の中の負の感情と向き合うことがとても苦手でした。

いわゆる「ええかっこしい」なのだと思います(笑)これ以上傷つかないために一生懸命、自分を守ろうとしていました。だからこそ、そうやって自分を守ろうとがんじがらめになって動けない方に、林コーチとお話してほしいなぁと思います。

林コーチなら

「そんなんじゃ駄目だよ」と否定するのではなく、「そんなふうに守らなくてもあなたは大丈夫。必ず前へ進める」と背中を押してくれるはずなので。

2013年11月執筆 河野嘉恵

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